米国小売り大手ウォルマートの創業一族ウォルトン家の一員である富豪
クリスティ・ウォルトン氏
は、ハリス米副大統領のための資金調達パーティーを共同で主催する。
富裕層献金者や財界リーダーの間での支持拡大を映す動きのひとつだ。
9月15日にワイオミング州ジャクソンホールで開催されるイベントでは、ミシガン州のウィットマー知事とバロック元モンタナ州知事が参加するランチ・レセプションで、チケット代は1250ドル(約18万円)から10万ドルという。
共同主催者は1組につき少なくとも5万ドルを寄付すると予想されている。
ウォルトン氏はバイデン大統領に選挙戦からの撤退を促した著名な民主党献金者の1人。
ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、ウォルトン氏の資産は154億ドル。
なお、連邦選挙委員会(FEC)によると、ウォルトン氏(75)はバイデン氏の再選キャンペーンには寄付をしていなかった。
同氏は共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏との討論会で散々なパフォーマンスだったバイデン氏に対し選挙戦からの撤退を求める企業家団体「リーダーシップ・ナウ・プロジェクト」の7月の書簡に署名した168人のうちの1人でもある。
同団体はその後、ハリス氏を支持した。
ハリス氏は8月に3億6100万ドルという記録的な選挙資金を集め、活動資金は4億400万ドルに上った。
一方、トランプ氏は調達額より3200万ドル多く使い、9月初め時点で手元資金は2億9500万ドルだった。