金融市場では11日、トランプ前米大統領のホワイトハウス返り咲きに賭ける「トランプトレード」の巻き戻しが一段と進んでいる。
10日夜に行われた米大統領選候補者テレビ討論会を受け、トレーダーは民主党候補ハリス副大統領の選挙戦勝利の見込みが高まったとみているようだ。
一方、欧州のグリーンエネルギー関連株の指数は上昇した。
米民主党政権なら再生可能エネルギーへの移行により多くの資金を充てるとの思惑が背景にある。
米民主党政権なら再生可能エネルギーへの移行により多くの資金を充てるとの思惑が背景にある。
ただストラテジストの間からは深読みしないよう警告する声も出ている。
討論会に対する市場の解釈を難しくしている要因の一つが8月の米消費者物価指数(CPI)で、食品とエネルギーを除いたコア指数の伸びが市場予想に反して加速している。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが実施される可能性が低下した。
来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅な利下げが実施される可能性が低下した。