米連邦準備制度理事会(FRB)が23日に公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)は、大半の地区で9月初旬以降、経済活動は横ばいだったと指摘した。。
雇用の伸びは過半数の地区で「わずか、ないし緩慢」だったとし、価格上昇は大半の地区で「わずか、ないし緩慢なペース」だったとしている。
賃金の伸びについては、複数の地区で減速したという。
賃金の伸びについては、複数の地区で減速したという。
ベージュブックは「経済活動は総じて、ほぼ全ての地区で9月初旬以降ほとんど変わらなかった。2つの地区は緩慢な伸びを報告した」と説明した。
また、「消費支出に関する報告は強弱入り交じる内容だった。購入品の構成が変化し、主としてより安価な代替品に移ったと、一部の地区は言及した」と記した。
また、「消費支出に関する報告は強弱入り交じる内容だった。購入品の構成が変化し、主としてより安価な代替品に移ったと、一部の地区は言及した」と記した。
9月分の雇用や消費者物価、小売売上高に関する政府統計は市場予想を上回ったが、今回のベージュブックは米国の景気減速が続いている可能性を示唆した。
アトランタ地区連銀の管轄区は、ハリケーン「へリーン」の被害が最も大きかった地域を含む。
同連銀の報告によれば、このハリケーンにより観光が落ち込んだほか、ジョージア州南部やフロリダ州の一部で農家が「甚大な被害と損失」を被った。
同連銀の報告によれば、このハリケーンにより観光が落ち込んだほか、ジョージア州南部やフロリダ州の一部で農家が「甚大な被害と損失」を被った。
今回のベージュブックは、12地区連銀が10月11日までに集めた情報を基に、ニューヨーク地区連銀がまとめた。