韓国の最大野党・共に民主党は12日、尹錫悦大統領に対する2回目の弾劾訴追案を国会に提出した。
与党「国民の力」から賛成に回る意向を示唆する議員が増えつつあり、今回は可決される可能性が高くなっている。
この採決は14日に行われる見込み。
この採決は14日に行われる見込み。
尹大統領は12日、国民向け談話を発表。先週の「非常戒厳」宣布は「自由民主主義の憲政秩序の崩壊を防ぎ、国家機能を正常化」するためだったと正当化した。
また、「弾劾されようが捜査されようが、私はそれに堂々と立ち向かう」とし、「最後の瞬間まで国民と共に闘う」と強調した。
また、「弾劾されようが捜査されようが、私はそれに堂々と立ち向かう」とし、「最後の瞬間まで国民と共に闘う」と強調した。
2回目の弾劾訴追案提出は広く予想されていたこともあり、韓国ウォンはドルに対して0.2%安と市場の反応は薄い。
7日に行われた1回目の弾劾訴追案の採決では、与党議員の大半が退席したため不成立となった。
弾劾訴追案の可決には議員3分の2(200人)以上の賛成が必要となる。
なお、与党から少なくとも8人が賛成に回れば、同案は可決される。
弾劾訴追案の可決には議員3分の2(200人)以上の賛成が必要となる。
なお、与党から少なくとも8人が賛成に回れば、同案は可決される。
尹大統領が退陣を拒み続ける場合、2回目採決で賛成票を投じる意向を示した与党議員の数は増えている。
大統領談話のテレビ放映に先立ち、国民の力の韓東勲代表は、弾劾訴追が大統領の職務を停止させる唯一の方法だと発言した。
談話後にはさらに、大統領の職務停止のため迅速に動くよう同党議員に呼び掛けた。
談話後にはさらに、大統領の職務停止のため迅速に動くよう同党議員に呼び掛けた。