メタロインベスト（Metalloinvest） 鉄鋼製造を専門とするロシアの鉱業および冶金会社

メタロインベスト・マネジメント・カンパニーLLC

　　　　（Metalloinvest Management Company LLC　Металлоинвест ）

　鉄鋼製造を専門とするロシアの鉱業および冶金会社である。

　1999年に設立され、

　　　鉱業部門（レベディンスキーGOKとミハイロフスキーGOK）

　　　鉄鋼部門（オスコル・エレクトロメタラージカル・プラント（OEMK）とウラル・スチール）

で構成されている。

　USMホールディングス・ビジネス・デベロップメントは、メタロインベストJSCの100％を所有している。

　アリシェル・ウスマノフはUSMホールディングス（60％）の主要な受益者であり、他の主要な受益者である

　　　アンドレイ・スコチ

　　　ファルハド・モシリ

の会社がそれぞれ30％と10％を所有している。

　　　

　収益　3,630億ウォン（2017年）
　営業利益　11億4000万ドル (2016年)
　純利益　11億5000万ドル (2016年)
　総資産　62億ドル(2016年)
　総資本　9億7500万ドル(2016年)

　従業員数　60,000（2014年）

　
　所有者　USMホールディングス（100%）
　
　2021年8月、ブルームバーグニュースは、2022年に約220億ドルのデューデリジェンスを伴うメタロインベストの最初のIPOを発表した。 [ 6 ] 　2022年の同社の収益は1210億ルーブルに達した。

関連会社等

・ミハイロフスキーGOK

　ロシアとCIS諸国 で最大の鉄鉱石採掘および加工施設の1つである。
　

　2017年8月、メタロベスト・ホールディングスは

　　　マワリド・オフショア・マイニング

と共同でノーチラス・ミネラルズの株式を取得した。

　　

・レベジンスキー鉱山 および加工統合工場

　　レベジンスキーGOK（ベルゴロド州グブキン）

　　国内鉄鉱石市場の20%のシェア
・ミハイロフスキー鉱業加工総合工場

　　ミハイロフスキーGOK （クルスク州ジェレズノゴルスク）

　　国内鉄鉱石市場の20%のシェア
・ノリリスク・ニッケル

　　メタロインベストの間接子会社である

　　　　メタロインベスト・キプロス

　　は、鉱業会社ノリリスク・ニッケルの株式1.79%の売却を2017年7月に完了した。

　　この売却で約4億ドルが調達された。

・ウラルスチール

　オレンブルク州ノヴォトロイツクに本社を置くロシアの大手総合鉄鋼メーカー

　2017年にスティールアジアはメタロインベストが所有するウラルスチールから購入する鉄鋼の量を増やすと発表した。

　2022年2月、メタロインベストは「ウラルスチール」の100%をザゴルスキーパイプ工場に売却すると発表した。
・オスコル電気冶金統合工場

　ベルゴロド州スターリ・オスコルにある大手電気鋼メーカー
・オスコル・トレーディング・メタラージカル・カンパニーLLC（モスクワ）
・モルドバ冶金工場（MMP）　

　大手電気鋼メーカー
・エブラズ社

　2017年8月に締結されたパートナーシップ契約に基づき、160万トンのペレットと180万トンの鉄を供給している。

・ORMETO – YUMZ 機械工学グループ、オレンブルク州オルスク市、冶金、鉱業、エネルギー工学、産業機器製造
・Metalloinvesttrans、輸送、鉄道輸送、海上ターミナル
・OJSC トゥラチェルメット
・サフィサ、レストラン[

投資先
　・USM Steel & Mining Group Limited（キプロス、リマソール）35%
　・メタロインベスト・リミテッド（キプロス、リマソール）24%
　・セロパエム・ホールディングス・リミテッド（キプロス、リマソール）21%
　・USM Investments Limited（キプロス、リマソール）20%
　

　2020年4月27日、同社のCEOである

　　　アンドレイ・ヴァリチェフ氏

が両肺炎で亡くなった。

　2020年から2023年まで、同社のCEOの職は、以前はヴァリチェフの第一副社長であったナジム・エフェンディエフが務めていた。

　2023年12月、エフェンディエフはメタロインベストの取締役会会長に就任し、オレグ・クレスティーニン副会長が後任に任命された。 

　
　ロシア国内の競合企業としては、エブラズ・グループやノボリペツク・スチールなどがある。