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2024年12月17日

トランプ氏が「ソフトバンク孫氏が4年で15兆円超の米投資を約束」と発表

 トランプ次期米大統領は16日、ソフトバンクGの孫正義会長兼社長と並んで開いたイベントで、「孫氏は選挙後の米国に大きな楽観を感じているからこそ、この投資を行う」と発言した。
 また、この投資は「米国の将来に対する信頼の比類なき表明」だと続けた。

 ソフトバンクグループが今後4年間で米国に
   1000億ドル(約15兆4000億円)
を投資する計画だと発表した。
  
 トランプ氏がフロリダ州に所有する会員制高級リゾート「マールアラーゴ」で同氏と会談した孫氏は「自分は極めて興奮している」と記者団に述べた。
 「トランプ大統領の偉大な勝利を心より祝福したい。同氏の勝利で、米国経済に対する自分の信頼感はとてつもなく大きく高まった」と表明した。
  
 こうした事情に詳しい関係者によると、ソフトバンクグループの計画には、
   人工知能(AI)
と関連インフラを中心に10万人の雇用創出を約束することも含まれる。
 投資はデータセンターや半導体、エネルギーなどに振り向けられるという。
    
 孫氏はまた、「トランプ大統領はリスクをとる勝負師だ。自分も勝負に出なければならない」と語った。

 これに対してトランプ氏はにやりと笑い、孫氏には実際、米新興企業に2000億ドル投資してもらいたいと発言した。
 孫氏は「やってみる」と笑顔で応じた。

 ソフトバンクGが今回約束する
   投資の資金
をどこから調達し、どこに投資するのかが今や注目されている。
 トランプ氏の1期目に孫氏は外部投資家の資金で1000億ドル規模のビジョン・ファンドを立ち上げ、
   ウィーワーク
   ウーバー・テクノロジーズ
   ドアダッシュ
などの新興企業に資金を注ぎ込んだ。

 また、ソフトバンクG本体からの投資増額にも取り組んでいる。
 同社の財務はアーム・ホールディングスの新規株式公開(IPO)で改善。アームの時価総額は今や約1600億ドルに上り、ソフトバンクGは依然として同社の約90%株を保有する。

 ただ、ソフトバンクGに孫氏の約束を実現できるほどの手元資金はない。
 9月末時点でバランスシートに計上された現金同等物は
   3兆8000億円
だった。

 ただ、孫氏は2016年12月に米国を訪問して500億ドルの投資を約束するなど、1期目の大統領時代にトランプ氏と強固な関係を築いた。
 ソフトバンクGは
   ビジョン・ファンド
を通じて積極的に米企業に投資したが、
   多くの投資は低迷し、後になって問題化
した。
   
 
ひとこと
 手持ち資金の3倍強ともなる投資資金の確保が問題だが、それよりも、スタートアップ企業に投資し莫大な利益を上げてきた米国のエンゼル投資家が育てた企業を高値で買い漁るのでは話にもならないだろう。つまりは出資のタイミングが適切かどうかが問題だ。
 まして、資金源に間接的に多くの投資会社が間に入り、日本の年金機構の資金が使われ消耗する可能性も政治的に圧力を受ける日本のマスコミや官僚が徘徊し、偏向報道で国民の意識を扇動誘導することもあり警戒が必要だろう。
 
   
posted by まねきねこ at 07:58 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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