米鉱工業生産指数、予想に反して3カ月連続のマイナス11月の米鉱工業生産指数は公益事業と鉱業での減少が響き、
前月比ー0.1%
と予想外に低下し、3カ月連続のマイナスとなった。
と予想外に低下し、3カ月連続のマイナスとなった。
事前調査でエコノミスト予想では0.3%上昇だった。
前月は0.4%低下(速報値0.3%低下)に下方修正した。
製造業生産指数は0.2%上昇した。
市場予想は0.5%上昇だった。
前月は0.7%低下(速報値0.5%低下)に下方修正した。
ボーイングでのストは終結したが、航空宇宙機器の生産は減少した。
統計発表元の連邦準備制度理事会(FRB)によれば、航空機部品の生産減少が主な要因だった。
統計発表元の連邦準備制度理事会(FRB)によれば、航空機部品の生産減少が主な要因だった。
公益事業の生産指数は過去4カ月間で最も大きく低下した。
鉱業は5月以来の大きさで下げた。
鉱業は5月以来の大きさで下げた。
鉱工業生産全体の4分の3を占める製造業は今年、総じて低調だった。
借り入れコストが高止まりする中、多くの企業が設備投資を抑制したことが背景にある。
この先も、世界的な輸出低迷とドル高が予想されており、米国の製造業者は引き続き困難な状況に置かれる可能性がある。
借り入れコストが高止まりする中、多くの企業が設備投資を抑制したことが背景にある。
この先も、世界的な輸出低迷とドル高が予想されており、米国の製造業者は引き続き困難な状況に置かれる可能性がある。
11月は航空宇宙機器のほか、金属製品や衣料品、コンピューター機器の生産も減少した。
一方、自動車は需要拡大を受けて増加に転じた。9、10月は減少していた。
一方、自動車は需要拡大を受けて増加に転じた。9、10月は減少していた。
自動車・同部品を除く製造業生産指数は3カ月連続で低下した。
設備稼働率は製造業が76%で、前月とほぼ変わらずだった。
鉱工業全体では76.8%と、2021年4月以来の低水準となった。
鉱工業全体では76.8%と、2021年4月以来の低水準となった。