米国の住宅着工件数は11月に年率換算で
128万9000戸
と前月比ー1.8%と予想外に減少した。なお、エコノミストの予想値は134万5000戸だった。
ハリケーン被害を受けた南部地域での急回復が寄与して一戸建て住宅は持ち直したが、集合住宅の落ち込みがこれを相殺し7月以来の低水準となった。
と前月比ー1.8%と予想外に減少した。なお、エコノミストの予想値は134万5000戸だった。
ハリケーン被害を受けた南部地域での急回復が寄与して一戸建て住宅は持ち直したが、集合住宅の落ち込みがこれを相殺し7月以来の低水準となった。
前月は131万2000戸(速報値は131万1000戸)に上方修正された。
住宅建設許可件数は6.1%増の年率150万5000万戸、エコノミストの予想値は143万戸で着工が遅れている状況が見られる。
一戸建て住宅の着工件数は6.4%増の年率101万戸となる一方、集合住宅は23%余り減った。
9月下旬から10月にかけてハリケーンにより遅延の影響が出ていた南部では、一戸建て住宅の着工が18.3%伸びた。
9月下旬から10月にかけてハリケーンにより遅延の影響が出ていた南部では、一戸建て住宅の着工が18.3%伸びた。
南部以外の地域の住宅着工件数は中西部で28.2%、西部で約12%それぞれ減少した。
北東部では、一戸建て住宅の着工が2021年7月以来の水準に沈んだ。
北東部では、一戸建て住宅の着工が2021年7月以来の水準に沈んだ。
一戸建て住宅の建設許可件数はほぼ変わらずの年率97万2000件となった。
建設中のプロジェクト数は1.8%減の年率143万戸となり、ここ約3年で最も低い水準となった。建設中の一戸建て住宅は21年3月以来の低水準となった。
建設業者は大量のプロジェクトに取り組んできたが、完成件数は8月にピークを迎えて以降、3カ月連続で減少している。
ここまでマイナスの期間が続くのは21年以来のことだ。
ここまでマイナスの期間が続くのは21年以来のことだ。
一方で、ローン金利の高止まりも住宅需要を下押ししている。