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2024年12月24日

ゼレンスキー大統領がトランプ米次期政権に「現実的な」停戦合意を求める

 ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ブリュッセルで欧州連合(EU)首脳会議に出席後、記者団に対し「私はトランプ氏に、戦争を終わらせるため力を貸してほしいと強く願っている」と述べた一方で、3年近くに及ぶ戦争を終結させる方法について、憶測が高まっていることには異議を唱えた。 
 
 ロシアのプーチン大統領が停戦に応じたとしても、合意内容が「現実的な計画」でなければ、戦闘再開の命令が下り、すぐに合意を台無しにしてしまうと続けた。
 拙速な合意については「決定を下した全員が敗者だ。私はそれを望んでいない」と訴えた。

 ゼレンスキー氏は18日夜、
   北大西洋条約機構(NATO)
のルッテ事務総長が主催した会合で、欧米の主要な支持者らと会い、EU各国の首脳から新たな支持の確約を取り付けた。
 ロシアの組織的な攻撃に押されているウクライナが、戦争終結のための交渉が始まる前に最大限強い立場に立つべきだとの考えを、多くの参加者が強めた。

 来年1月に就任するトランプ氏
   は戦争の早期終結
を公約に掲げており、米共和党の多くの議員はウクライナ支援の中止を求めている。
 
 ゼレンスキー氏は米国とEUが協調するよう呼びかけた。
 またウクライナが自国を守るために必要な具体的な安全保障策を確約するよう、緊急に要請した。

 ただ、劇場型政治家の特徴でもある口先だけの話が目立っているトランプ氏は停戦のための具体的な計画の詳細は示していない。
 トランプ氏および次期政権で安全保障を担う候補らはウクライナに対し、
   NATO加盟ほどの効果はない安全保障
と引き換えに、ロシア占領下にある領土の広範囲から手を引かなければならない可能性があると示唆しており、突発的な戦争がこれからも再発することを意識させるものでしかない。
 こうした米国の戦略はリビアにおけるカダフィー政権の崩壊やイラクのフセイン政権の瓦解などの経過と同じく米国の軍産複合体生への資金が流れ込むための戦略的な対応が裏にあり、地域的な和平などはそもそも意識すらされるものであり、戦争による被害は一時的に泊まるだけの和平でしかなない可能性もある。

   
posted by まねきねこ at 01:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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