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2024年12月28日

米利下げ観測後退や関税強化見通しが追い風となり、年間で米ドルは9年ぶり大幅高になりそうだ。

 米景気の強さが米利下げ観測を抑え、トランプ次期大統領が関税引き上げを警告する中、ドル買いが続いており、米ドルは年間でほぼ10年ぶりの大幅高となりそうだ。 
 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は年初から7%余り上昇した。
 2015年以来最大の値上がりとなっている。先進国通貨は全て対ドルで下落した。
 
 ブルームバーグのドル指数では今月、約2年ぶりの高値に達した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)が利下げを実施したものの、
   金融緩和ペースの減速
を示唆したことが背景にある。
 ドルは2025年に一段高となる余地があるとウォール街ではみられている。
 ただ、世界の経済成長が来年に改善し、他通貨を支える一方で、ドルを圧迫する可能性もある。

 10カ国・地域(G10)通貨では今年、円やノルウェー・クローネ、ニュージーランド・ドルの下げが目立った。
 12月27日時点でいずれも米ドルに対して10%余り下落した。
 ユーロは約5.5%安の1ユーロ=1.04ドル近辺で推移している。
 来年にはドルとパリティー(等価)になるリスクを見込むストラテジストが増えている。

 欧米の投機筋は米選挙前と選挙以降、ドルに強気なポジションを着実に増やしており、将来のドル高に連動する契約を282億ドル(約4兆4500億円)相当保有している。
 これは5月以来の高水準だ。
  
   
posted by まねきねこ at 06:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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