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2025年01月03日

マスク氏が英国に解散総選挙を訴え、ドイツに続く同盟国への介入発言

 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ
   イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)
は英議会を解散し総選挙を実施するべきだと呼び掛け、内政干渉の姿勢を強めた。
 トランプ次期米政権がスターマー英政権に与える悩みの種が、また一つ増えた格好で政治家としての脂質の欠落を表面化させ、問題を作り出している。

 マスク氏は1月20日に大統領に就任するトランプ氏と親しく、(率直な物言い?)無粋で配慮もない政治的テロのごとき利益誘導的な発言で知られるアドバイザーでもある。
 
 マスク氏は1日夜、自身が所有するソーシャルメディア「X」に連投し、英政府批判を展開し英国民の政治思考を弄び続けたかたちだ。
 政界入り前に検察局長だった
   スターマー氏の実績
に疑問を呈し、極右活動家の
   トミー・ロビンソン受刑者(本名スティーブン・ヤクスリーレノン)の釈放
を訴えた。
 マスク氏は英国を「唯一救済」できるのは、ナイジェル・ファラージ氏の「リフォームUK」だと言い放った。

 スターマー氏の労働党は7月4日の総選挙で圧勝した。
 しかし、最近の世論調査で支持率が落ちている。
 マスク氏はこの世論調査を利用して世論誘導を目論見んでか解散総選挙を訴えた。
 与党労働党は議会で単独過半数を制しており、あと4年半は選挙の必要がそもそもない。

 これまでも資産家マスク氏はソーシャルメディアを通じて英政府を攻撃してきた。
 同氏はトランプ次期政権で新設される
   政府効率化省(DOGE)
の共同トップに起用されているが、南アフリカ出身の米国人であり旧宗主国との関係も気になるところだ。
 米国にとって主要な同盟国、英国に対し繰り返されるマスク氏の攻撃は、米英の「特別な関係」を曇らせる恐れが高く、アジア通貨危機による莫大な利益を生み出したLTCMが最後にはロシアまで行き着いたときに欧州のユダヤ資本との対立が起こり破綻してしまったのと同じ道を歩む可能性もありそうだ。(関連情報
   

posted by まねきねこ at 09:16 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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