ニューヨーク原油はテクニカル指標が原油高の行き過ぎを示したが、米国を寒冷前線が通過中で、原油の需給がタイトになっていることもあり、買いが優勢になり反発した。
米国での気温低下により暖房用燃料の需要が高まり、生産地域の凍結リスクが高まっている。
需給バランスが逼迫している兆候に加え、中国ではイラン産原油やロシア産原油の代替品を求める動きが強まっており、中東原油はここ数週間で堅調に推移している。
一方で、ロシアのデータによると、同国の原油生産量は先月、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの生産目標を下回っており、供給量が限られていることを示した。
一方で、ロシアのデータによると、同国の原油生産量は先月、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスの生産目標を下回っており、供給量が限られていることを示した。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、前日比69セント(0.9%)高い1バレル=74.25ドルで終了した。
ロンドンICEの北海ブレント3月限は1%上昇し77.05ドルだった。
ロンドンICEの北海ブレント3月限は1%上昇し77.05ドルだった。
ひとこと
ロシアの原油生産設備の修理等の部品が確保できていないのが背景だろう。
ウクライナ戦争の継続も金がなくては何も出来ないのがロシアの姿だ。