米西部ロサンゼルス近郊を襲っている山火事で、地元当局は8日、2人が死亡したと明らかにした。
ハリケーン並みの暴風「パリセーズ火事」は8日早朝時点で、高級住宅が多い現場周辺に火の手が急速に広がり、サンタモニカの西側で5000エーカー(約20平方キロメートル)にわたって猛威をふるっており、1000棟の建造物が焼失、数千人の住民が退避を余儀なくれており、強風は少なくともあと2日続く見通しだ。
ロサンゼルス郡の消防当局トップ
アンソニー・マローン氏
は同日の会見で、気象条件により「ロサンゼルス郡の住民全員が危険にさらされている」と述べた。民間人2人の死亡と多数の負傷者が報告されているという。
アンソニー・マローン氏
は同日の会見で、気象条件により「ロサンゼルス郡の住民全員が危険にさらされている」と述べた。民間人2人の死亡と多数の負傷者が報告されているという。
ロサンゼルス中心部は煙に覆われ、日が昇るにつれて浮遊する塵埃の影響からオレンジ色の不気味な光が差し込んでいる。
アルタデナ近郊のイートン・キャニオンで発生した山火事はおよそ2227エーカーまで拡大した。
一方、ロサンゼルス北西部で発生した「ハースト火事」もさらに広がっており鎮火の気配すらないという。
一方、ロサンゼルス北西部で発生した「ハースト火事」もさらに広がっており鎮火の気配すらないという。
ロサンゼルス市消防局のエリック・スコット消防隊長が、ソーシャルメディアのX(旧ツイッター)に投稿した動画では特にパリセーズ火事は消火活動が難航していることを明らかにした。
火が複数の方向に広がっているが、マリブ方面に向かう西端沿いで最も急速に燃え広がっている状況にあるという。
火が複数の方向に広がっているが、マリブ方面に向かう西端沿いで最も急速に燃え広がっている状況にあるという。
強制避難命令はサンタモニカ北部にも拡大されたほか、沿岸部では広範囲にわたって避難が必要になり得るとの警告が住民に出された。