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2025年01月10日

米経済に相当な不確実性のなか、「利下げペースの減速」が必要とボストン地区連銀総裁が示唆

   コリンズ総裁
は9日、ボストンでのイベントで講演で米経済の先行きには「相当な不確実性」があると指摘。政策金利の調整ではよりゆっくりとしたアプローチが必要だとの考えを示した。

 コリンズ総裁は、米経済は「良い位置」にあるとしながらも、
   インフレ沈静化に向けた進展のペース
は今年、従来の想定よりも遅くなりそうだと述べた。
 また、トランプ次期政権と新たな議会の下での政策も経済の軌道を変える可能性があるとしつつ、どのような展開になるかを正確に予想するには時期尚早だと指摘した。
  
 金融政策は、変化する状況に応じて調整する態勢が整ってものの、インフレ面でさらなる進展がほとんど見られなければ現行水準をより長期にわたって維持することになる一方、必要性が生じた場合にはより早期に緩和するということだと語った。
  
 米連邦公開市場委員会(FOMC)は昨年12月の会合で0.25ポイントの利下げを決定した。
 9月から3会合連続での利下げとなり、利下げ幅の合計は1ポイントに達した。
 多くの金融当局者は、インフレ率が目標の2%を上回り続けているほか、労働市場は健全だとし、利下げペースを緩めるのが適切だとの認識を示している。
   
 コリンズ総裁は9日、12月会合での政策決定への自身の支持は「際どい判断」だったと述べた。
  
 総裁は「12月の利下げは総じて、物価の安定の持続的回復に必要となる景気抑制的な政策スタンスを維持しつつ、健全な労働市場環境を維持する上での追加的な保険となった」と語った。
   
    
posted by まねきねこ at 11:00 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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