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2025年01月13日

NY市が報酬計算の変更を提案し、ウーバーとリフトの抜け穴にメス

 米国ニューヨーク市は配車サービスの
   ウーバー・テクノロジーズ
とリフトに、ドライバーの報酬計算手法や勤務時間制御の変更を迫った。
 これらの措置は両社が数百万ドル単位の
   報酬支払いを避ける抜け穴
となっている。
   
 ニューヨークは米最大規模のライドシェア市場となっており、配車サービス車両やタクシーなどを監督する同市の
   タクシー・リムジン委員会(TLC)
では、毎年恒例のインフレ調整措置に加え、ウーバーおよびリフトのドライバー報酬計算方法の変更を提案している。
 この提案が通れば約6.1%の実質賃上げとなる。
 TLCは意見を公募しており、2月5日に公聴会を開催する予定だ。
  
 ブルームバーグは昨年10月、ウーバーリフトがドライバーをシステムから一定時間締め出し
   勤務時間をコントロールすること
で、報酬計算を操作し数百万ドルを浮かしていると報道した。
 これを受けてTLCはウーバーとリフトによるドライバーの最低賃金算出方法を変更させると約束した。
 今回の提案でTLCは、締め出し措置によりドライバーは「見込んでいた日々の収入を得るための労働」ができなくなり、「明らかに市の法律の意図に反している」と述べた。
  
 ウーバーとリフトはコストが消費者に転嫁される可能性があると警告しており、こうした新たな提案は主力市場での配車サービス需要をさらに圧迫する恐れもある。
  
 TLCはまた、ドライバーを
   システムからロックアウト
する際には、ドライバーが「労働時間と収入について妥当な見通し」を立てられるよう、72時間前の事前通知義務も求めている。
  
 ウーバーの広報担当者
   フレディ・ゴールドスタイン氏
は「ニューヨークでは移動手段を確保できるのは富裕層だけだ」と述べ、ニューヨーク市長を批判した。
 また、リフトの広報担当者
   CJ・マックリン氏
は、TLCの提案と5日にニューヨークで導入された「渋滞税」も合わせると、さらなる運賃引き上げは確実だろうと語った。
    
   
posted by まねきねこ at 09:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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