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2025年01月23日

政府債リスクが「従来型の危機誘発」するかも

 スイスの銀行大手UBSグループ
   セルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)
は22日に世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)に登壇し、「まったく新しいことを考える上では革新的になり過ぎず、今の金融システムにおける債務水準についてもう少し慎重になるのが適切だと考えられる」と発言した。
 
 「潜在的な波及影響のほとんどは、依然としてノンバンクの分野だと考えている」とクノット氏は指摘した。
 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期に見られた
   急激な現金シフト
や、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻を例に挙げた。
  
 高インフレと金利上昇というシナリオでは「債務コストが極端な重荷となり、非常に従来型の危機を誘発しかねない」と続けた。
 次の金融危機を予測するなら、不透明な市場リスクよりも高い政府債水準について政策当局者らは熟考するべきだと述べた。
  
 エルモッティ氏は米地銀
   シリコンバレー銀行(SVB)
でソーシャルメディアに端を発する
   取り付け騒動
が起きた事例を挙げた。
 最近の危機は新しい現象がきっかけになっているが、政府債が金融システムに与え得るダメージは「過去の例からみて極めて重大だ」と述べた。
 
  
posted by まねきねこ at 11:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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