ロシアのプーチン大統領は24日国営テレビで放映された発言の中で、トランプ米大統領と会談し、ウクライナ情勢や原油価格などについて協議する用意があると述べた。
また、「実際に会って、今の現実を踏まえた上で米ロ両国にとって関心ある分野について冷静に話すのが良いだろう」と続けた。
さらに「われわれは準備ができているが、全ては現在の米政権の決定と選択にかかっている」と語った
さらに「われわれは準備ができているが、全ては現在の米政権の決定と選択にかかっている」と語った
プーチン氏は今週既に、トランプ氏の大統領就任への祝意を表した際にウクライナでの戦争を巡る米国との対話についてオープンな姿勢を示しており、あらためて協議に臨む用意があることをアピールした。
同氏は原油について「話し合うべきことはたくさんある。これ以外にも共に関心を抱いているであろうエネルギー問題もある」と述べ、「たとえ対ロシア追加制裁の可能性について耳にしていたとしても、トランプ氏が米国経済に打撃を与えるような決定を下すとは思えない」と続けた。
トランプ大統領は23日、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)でオンライン演説し、石油輸出国機構(OPEC)に「原油価格を引き下げる」よう要請するとともに、「もし価格が下がれば、ロシアとウクライナの戦争はすぐに終わる」とも語った。