楽天グループは30日、傘下の楽天証券ホールディングス(HD)の東京証券取引所への上場方針を取り下げると発表した。
発表によると、今後は楽天グループ各社に加え、楽天証HD傘下の楽天証券の株主であるみずほ証券を含め、みずほフィナンシャルグループ(FG)各社との連携をさらに深め、楽天証HDグループの事業価値を高めていくとしている。
楽天証HDは2023年11月に上場申請を一時的に取り下げると発表したものの、上場方針は維持していた。
なお、みずほFGと関係を強化する中で、今回はその方針自体を取り下げた形だ。
なお、みずほFGと関係を強化する中で、今回はその方針自体を取り下げた形だ。
楽天証は23年11月、みずほ証から870億円の追加出資を受けており、現在の保有比率は楽天証HDが51%、みずほ証が49%となっている。
楽天Gは24年11月にはグループ主力会社の一つである楽天カード株式の15%弱をみずほFGに売却するなど証券事業以外でも連携を強めている。
楽天Gは24年11月にはグループ主力会社の一つである楽天カード株式の15%弱をみずほFGに売却するなど証券事業以外でも連携を強めている。