中国メディアの参考消息によると、トランプ米国政権で
暗号資産
人工知能(AI)
の責任者に起用された
デービッド・サックス氏
は28日の米FOXニュースの「ザ・ストーリー」で、中国のAIスタートアップ
DeepSeek
がAIにおける米国の優位性に何を意味するかについて語った。
サックス氏は「中国企業は急速に追い上げていると思う」との認識を示し、「われわれはこの分野でリーダーシップを失ってはいない。
DeepSeek-R1は、約4カ月前に発表された
OpenAI
の最新モデルのo1と同等の性能を持つ。
だから彼らはわれわれのすぐ後ろに迫っている。
われわれは3〜6カ月ほど彼らよりリードしていると思う。しかし彼らは非常に急速に追い上げている」
と語った。
またDeepSeekがAIモデルを効率化する新しい方法を示したのは事実であり、AI企業もそうした効率化技術を学んで採用するだろう。
しかし、拡張性と計算能力は依然として必要であり、そのためにはデータセンターが不可欠だとも付け加えた。
サックス氏はさらに、前政権下での米AI企業の優先事項を批判し、
わが国のAI企業は少し気を取られすぎていると思う。
正直に言うと、少し油断しすぎているのかもしれない。
中国企業がいかに自分たちに近いかに気づいておらず、多くの時間を無駄にした。
油断していると、世界的な競争はないと考えてしまう。
とした上で、
われわれは重要でないことに気を取られる余裕はない。
トランプ大統領が言ったように、これは警鐘だ。競争することにもっと集中しなければならない」
と助言した。