昨年12月の米個人消費支出(PCE)統計では、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重視するPCEコア価格指数が
前月比+0.2%
の上昇で、市場予想も0.2%の上昇と一致し低い伸びにとどまった。
前年同月比では2.8%上昇し、これも予想に一致した。
の上昇で、市場予想も0.2%の上昇と一致し低い伸びにとどまった。
前年同月比では2.8%上昇し、これも予想に一致した。
また、実質所得も低調で、追加利下げを後押しする内容となった。
PCE総合価格指数は前月比+0.3%上昇した。
なお、市場予想も0.3%上昇しており、予想と一致した。
前年同月比では2.6%上昇で、これも予想に一致している。
実質可処分所得は2カ月連続で0.1%上昇にとどまった。
消費者は貯蓄の取り崩しを余儀なくされている可能性があり、
貯蓄率は3.8%
と、2年ぶり低水準に落ち込んだ。
消費者は貯蓄の取り崩しを余儀なくされている可能性があり、
貯蓄率は3.8%
と、2年ぶり低水準に落ち込んだ。
エコノミストがインフレ軌道をより正確に描く指標だと指摘する年率の3カ月平均では、コア価格指数は2.2%上昇と、昨年7月以来の低い伸びとなった。
住宅とエネルギーを除くコアサービス価格は前月比で0.3%上昇した。
食品とエネルギーを除いた
コア財価格は0.24%低下
し、四捨五入する前の数値としては1年ぶりの大幅低下となった。
食品とエネルギーを除いた
コア財価格は0.24%低下
し、四捨五入する前の数値としては1年ぶりの大幅低下となった。
帰属価格を除外した、いわゆる
「市場ベース」のコア価格指数
は2カ月連続で前月比0.1%上昇した。
なお、前年同月比では2.4%上昇した。
米金融政策当局ではここ数カ月、全体的な指標よりも需給のより良い指標として、この数値を参考にしている。
「市場ベース」のコア価格指数
は2カ月連続で前月比0.1%上昇した。
なお、前年同月比では2.4%上昇した。
米金融政策当局ではここ数カ月、全体的な指標よりも需給のより良い指標として、この数値を参考にしている。
PCEは0.7%増加し、前月も上方修正された。インフレ調整後の実質PCEは0.4%増加し、2カ月連続で堅調な伸びを示した。
PCEに大きな影響を与える消費者物価指数(CPI)は来月発表される予定で、新たな季節調整係数に注目が集まっている。
PCE統計の発表後、米国株は堅調に推移し、米国債相場はもみ合いとなった。