配車アプリなどを手掛ける
グラブ・ホールディングス(Grab Holdings Ltd)
は、同業の
ゴートゥー・グループ(GoTo Group)
を70億ドル(約1兆900億円)超の評価額で買収することを検討していることが事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件にメディアに明かした情報が市場に流れている。
競争が激しい東南アジアのインターネット市場で数年にわたる赤字に終止符を打つため、統合に向けた協議を加速させる動きのひとつだ。
は、同業の
ゴートゥー・グループ(GoTo Group)
を70億ドル(約1兆900億円)超の評価額で買収することを検討していることが事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件にメディアに明かした情報が市場に流れている。
競争が激しい東南アジアのインターネット市場で数年にわたる赤字に終止符を打つため、統合に向けた協議を加速させる動きのひとつだ。
関係者によると、議論されているシナリオの一つが、インドネシアのゴートゥーを1株当たり100ルピア超で取得する案で、これは現在の株価水準を約20%上回っている。
関係者によれば、ここ数週間で協議が活発化しており、両社は今年を取引の好機とみている。
6億5000万人を超える消費者を抱える東南アジアで、
コスト削減
競争の緩和
につながり得る統合を視野に、両社は何年も前から断続的に話し合いを行ってきた。
6億5000万人を超える消費者を抱える東南アジアで、
コスト削減
競争の緩和
につながり得る統合を視野に、両社は何年も前から断続的に話し合いを行ってきた。
ウーバー・テクノロジーズが出資するシンガポールのグラブと、ソフトバンクグループなどが出資するゴートゥーはここ数年で株式上場を果たし、黒字化に向けて前進しているが、利用者獲得競争で料金が抑えられ、利益率は圧迫されてきているという。
この数年、統合のハードルには当事者間の意見の相違に加え、インドネシアやシンガポールなどの市場における両社の優位性による潜在的な独占禁止法上の障害などがあった。
ただ、現在の協議が初期段階でもあり取引につながらない可能性もあると、関係者は述べている。
ただ、現在の協議が初期段階でもあり取引につながらない可能性もあると、関係者は述べている。