NY取引時間の外国為替市場では5日、米ドルがトランプ米政権による関税発動が世界貿易戦争にエスカレートすると危惧されていたが、その脅威は後退し売りが続き下落した。
ブルームバーグ・ドル指数は約1週間ぶりの安値を付けた。
対ドルでの上昇率は円が主要10通貨中トップだった。
日本の賃金統計が強い数字となったため、日本銀行による将来の利上げ期待が強まったことが背景にある。
対ドルでの上昇率は円が主要10通貨中トップだった。
日本の賃金統計が強い数字となったため、日本銀行による将来の利上げ期待が強まったことが背景にある。
円は一時1.4%上昇し、1ドル=152円12銭と米大統領選挙前の水準で、ほぼ2カ月ぶりの安値を付けた。
ドルは対円で153円付近にあった100日移動平均と200日移動平均を割り込んだ。
ユーロは対円で一時1.1%下げ、1ユーロ=158円80銭を付けた。
ドルは対円で153円付近にあった100日移動平均と200日移動平均を割り込んだ。
ユーロは対円で一時1.1%下げ、1ユーロ=158円80銭を付けた。
日本では名目賃金の伸び率が1997年1月以来の高水準となった。
米ISM非製造業指数の低下が響いて、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、一時0.4%下落し1月27日以来の安値となり、50日間移動平均を割り込んだ。
ISM統計より前に発表された民間雇用者数は予想を上回る増加だった。
ドル・円の1年物リスクリバーサルは、昨年10月中旬以来で最も強気な円見通しを示している。