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2025年02月11日

みずほFGが米国の投資管理グループKKRからインドの投資銀買収で合意に近づく?

 みずほフィナンシャルグループ(FG)がインド最大の投資銀行の一つ
   アベンダス・キャピタル
の買収で合意に近づいていることがこの事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにした。

 みずほFGはアベンダスの株式63%を保有する米投資会社
   KKR
から全株式を取得する交渉を進めているとして、この合意が成立すればアベンダス全体の企業価値は約8億ドル(約1220億円)と評価されるという。

 みずほFGは、
   M&A(企業の合併・買収)助言
などで実績を持つアベンダスを買収し、日本や米国で培ったノウハウも合わせてインド事業を強化したい考えで、海外事業を含めたグループ収益力の向上を図るというが、日本国内での投資先企業の内部留保を吐き出させもしていない日本の機関投資家のぬるま湯体質で、投資効果を高めれるかどうかに注目したい。

 複数の関係者によると、みずほFGやKKRは、細部について交渉を進めており、3月中にも最終合意に達する可能性がある。
 ただ、交渉の結果、合意に至らないことも考えられる。

 アベンダスを巡っては、KKRが保有株の売却意向を示しており、昨年から複数回の入札を行ってきた。
 プロセスは最終局面に入っており、みずほFGが取得の最有力候補となっている。
 アベンダスには野村ホールディングスや米カーライル・グループなども関心を示していた。

 みずほFGをはじめ日本のメガバンクグループは、国内に比べ高い経済成長が見込まれるインド市場に高い関心を寄せている。
 現地のノンバンクやフィンテック企業に相次ぎ出資しているほか、支店開設などの動きも活発だが、インド政府との関係が強い企業の運営では多くが利権となって政治家の動きに左右されることも多く見受けられるなどリスクが高い。
 そもそも、KKRから株式を購入したとしても、みずほFGにインドの政治家とのパイプの有無、インド企業との取引関係も維持できるのかどうか注目することが必要だろう。
 単に投資するにしても、投資効果を高める事ができるかどうかだ。
 
    
posted by まねきねこ at 09:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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