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2025年03月13日

マイクロソフトの反トラスト調査をトランプ政権下でもFTCが継続

 米連邦取引委員会(FTC)は、
   反トラスト法
に基づきバイデン政権末期に開始した米マイクロソフトに対する調査を進めている。
 トランプ大統領に起用された
   ファーガソン新FTC委員長
が、ハイテク大手の監視に重点を置く姿勢がうかがえる。

 この事情に詳しい複数の関係者によると、FTC職員はここ数週間、企業や団体と会合を持ち情報を収集するなどマイクロソフトに対する調査を継続しているという。
 同関係者は部外秘の調査を理由に匿名で語った。

 FTCは昨年末、マイクロソフトに対し
   民事審査請求(CID)
を送付した。
 CIDは、モデル訓練やデータ取得のコストなど
   人工知能(AI)事業
に関する大量のデータを2016年までさかのぼって提出することを同社に義務付ける内容だった。
 データセンターや、顧客需要対応に十分な演算力を確保する難しさ、ソフトウエアのライセンス慣行について詳細情報を求めた。
 また、マイクロソフトオープンAIと合意を締結した後、自社AIプロジェクトへの支出削減を決めたことも調査対象となっている。
 これは、成長著しい
   AI市場で競争を阻害
していると判断される可能性がある。
 CIDによれば、FTCは、マイクロソフト
   別の事業で得た利益
が、他のAI企業に対する同社の優位性につながっているかを判断したい考えと見られる。
 また、クラウドコンピューティングサービスのコストをより深く把握するため、同社のデータセンター能力制約に関する詳細情報の入手も目指している。
 こうした情報は、FTCが訴訟提起の是非を判断する上で役立つ。

 マイクロソフトの広報担当アレックス・ホーレック氏は「われわれはFTCに協力している」と述べている。
  
   
posted by まねきねこ at 22:00 | 愛知 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 市場散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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