米株式市場では21日、S&P500種株価指数はほぼ横ばいで取引を終えた。
日中は売りが先行して1%を超える下げとなる場面もあったが、大型ハイテク株の上昇に後押しされる格好で終盤に前日比プラス圏に浮上した。
大型ハイテク銘柄の一角であるテスラは5%を超える上昇した。
ボーイングは米国の
次世代戦闘機
を設計・製造する契約を獲得したことが好感され、約3%上昇した。
一方で前日に発表した業績見通しが失望を誘ったフェデックスとナイキはさえない流れとなった。
ボーイングは米国の
次世代戦闘機
を設計・製造する契約を獲得したことが好感され、約3%上昇した。
一方で前日に発表した業績見通しが失望を誘ったフェデックスとナイキはさえない流れとなった。
トランプ政権による政治的な駆け引きが影響して不安定感が増幅し様子見が増え続けてきており、景気減速や関税への懸念、地政学リスクやハイテク株のバリュエーション高騰を背景に、米株式市場では動揺が続いている。
米株式市場が貿易摩擦や経済減速への懸念で打撃を受けるなか、個人投資家は損失が膨らんでもひるむことなく、むしろ、19日までの1週間に個人投資家は
120億ドル(約1兆8000億円)余り
を米株の買い増しを続けており、逃げ足が早いカモネギ投資家の増加が機関投資家など大口資金のリスクをヘッジしている可能性もあるが、今のところは底値支えの環境となっている。
120億ドル(約1兆8000億円)余り
を米株の買い増しを続けており、逃げ足が早いカモネギ投資家の増加が機関投資家など大口資金のリスクをヘッジしている可能性もあるが、今のところは底値支えの環境となっている。
ただ、これは過去12カ月の平均を大きく上回る買いのペースであり、夢を追い求めるが悪夢に変わるかどうかは不明だ。