トランプ米大統領は6日、大統領専用機エアフォースワンの機内で記者団に対し、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長に対して再び利下げを要求し、1ポイントの引き下げに踏み切るよう促したことを明らかにした。
2026年5月に任期満了を迎えるパウエル議長の後任候補を検討していると明らかにし、「近く発表する」と述べた。
ただ、名前は挙げなかったものの、「かなり心づもりはある」と語った。
なお、1ポイントの利下げ要求は異例でインフレ傾向を加速させる可能性が高まる異常事態となる。
5月にホワイトハウスで行った会談でも、トランプ氏はパウエル議長に利下げを強く求めており、利下げに慎重なパウエル議長に度々矛先を向けている。
なお、1ポイントの利下げ要求は異例でインフレ傾向を加速させる可能性が高まる異常事態となる。
5月にホワイトハウスで行った会談でも、トランプ氏はパウエル議長に利下げを強く求めており、利下げに慎重なパウエル議長に度々矛先を向けている。
トランプ氏はパウエル議長をやゆする呼称を使って
「FRBの『手遅れ』は最悪だ」
とソーシャルメディアに投稿した。
「欧州は利下げを10回実施したが、われわれは一度も行っていない。彼にもかかわらず、わが国は好調だ。1ポイント利下げを実施せよ、ロケット燃料になる!」と続けた。
とソーシャルメディアに投稿した。
「欧州は利下げを10回実施したが、われわれは一度も行っていない。彼にもかかわらず、わが国は好調だ。1ポイント利下げを実施せよ、ロケット燃料になる!」と続けた。
今月17、18両日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利が据え置かれるというのが大方の見方だ。
FRB当局者はトランプ政権の貿易や移民、税制政策が経済に及ぼす影響を見極めたいとして、様子見姿勢を続けている。
FRB当局者はトランプ政権の貿易や移民、税制政策が経済に及ぼす影響を見極めたいとして、様子見姿勢を続けている。
トランプ氏の発言前に発表された5月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが鈍化し、過去2カ月分も下方修正された。
これはトランプ政権の経済政策による影響を見極めようと、雇用主が先行きを慎重に見ていることを示唆している。
これはトランプ政権の経済政策による影響を見極めようと、雇用主が先行きを慎重に見ていることを示唆している。
トランプ氏はこれに続く投稿で、金利の据え置きを通じて「わが国に莫大な損失をもたらしている」とパウエル氏を非難した。
これにより「はるかに低い水準であるべき」連邦政府の借り入れコストが押し上げられていると指摘した。
これにより「はるかに低い水準であるべき」連邦政府の借り入れコストが押し上げられていると指摘した。
その上で「FRBの『手遅れ』が利下げすれば、短期も長期も含めて債務の金利を大幅に引き下げられる。
バイデンは大半を短期債で調達していた。
インフレは(もはや)実質的に存在しない。インフレが戻ってきたら、『金利』を上げればよい。とても単純な話だ!!」と続けた。
バイデンは大半を短期債で調達していた。
インフレは(もはや)実質的に存在しない。インフレが戻ってきたら、『金利』を上げればよい。とても単純な話だ!!」と続けた。
米国の借り入れコストは近年大きく膨らんでいる。
FRBが高インフレへの対応として金利を大幅に引き上げたことが背景にある。
米国債残高の金利は平均で約3.36%と、FRBが利上げを開始する以前の水準を大きく上回っている。
FRBが高インフレへの対応として金利を大幅に引き上げたことが背景にある。
米国債残高の金利は平均で約3.36%と、FRBが利上げを開始する以前の水準を大きく上回っている。
2024会計年度における連邦政府の利払い費は、対国内総生産(GDP)比で3.06%と、1996年以来の高水準となっている。
トランプ氏と議会共和党は、歳出抑制と財政赤字の削減を掲げているが、現在審議が続いている税制改革法案は、むしろその逆で歳出増と財政赤字の拡大を招く可能性が高いことを複数の推計が示している。
ひとこと
トランプが目論む政策の実現のため、米国経済が意のままなど動かない。
愚策ばかりが目につき経済が混乱し混沌としていく流れが加速しかねず、米国がスタグフレーション突入する可能性は高まってきている。


