市場散歩   注目銘柄   One Milestone   証券会社

2025年06月10日

米中の通商協議の初日会合を終了したものの「簡単ではない」とトランプ氏

 米中の通商協議は、英ロンドンで9日午後に始まったが10日も続けられることになった。
 この事情に詳しい関係者が匿名を条件にメディアの取材で明らかにした。
 ロンドン時間午前10時に再開されるという。
 トランプ米大統領はホワイトハウスで記者団に「中国とは順調にやっている。簡単な相手ではない」と述べ、「良い報告しか届いていない」と続けた。
 ロンドンでの協議に出席したベッセント米財務長官は、初日の会合後記者団に「良い話し合い」だったと述べた。
 また、同席したラトニック米商務長官も「実りある」協議だったと振り返った。
 ただ、中国側の交渉団を率いた
   何立峰副首相
は、メディアにコメントせず会場を去っており、トランプ政権のメディアに流す情報操作ばかりが目に付き、過度な期待を膨らませようとしているだけで、合意がされるかどうかは不明だ。
 米国側は中国から
   希土類(レアアース)輸出規制緩和の確約
が得られれば、一部のハイテク製品に対する輸出規制解除を検討する用意があることを示唆しているが、過去のトランプ大統領が事前の合意をひっくり返すなどの意図的な暴走もたびたび起きており、信頼性がそもそも構築されていない。
 米中協議は現地時間午後1時(日本時間同日午後9時)過ぎに始まり、6時間余りも続けられた。
 米経済専門局CNBCに対し
   ハセット国家経済会議(NEC)委員長
は「ロンドンの協議では握手の後に、米国の輸出規制が緩和され、中国は多くのレアアースを供給する見通しだ」と述べた。
 これは米国側が
   一部歩み寄りに応じる用意があること
を明確に示した発言とみられるが、人工知能(AI)に用いられる米エヌビディアの先端半導体については、
   規制緩和の対象外
である点をハセット氏は強調しており、期待半分といったところだ。
 また、「極めて高性能なエヌビディアの製品についてはこの限りではない」とし、AIサービス訓練向けの「H2O」チップに関しては規制を維持すると言明した。
 その上で「私が話しているのは他の半導体に対する輸出規制措置で、こちらの製品も中国にとっては非常に重要だ」と述べた。
 事情に詳しい関係者によれば、トランプ政権は、
   半導体設計ソフトウエア
   ジェットエンジン部品
   化学物質
などを対象とした一連の規制措置を撤回する用意があると明らかにしたという。
 これらの措置の多くは、外交交渉を有利に運ぶためのツールとして作り出すため、米中間の緊張が高まる中でここ数週間になりふり構わず米国が講じてきたもので、中国側の信頼性を弱めている。
 一方、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が関係者の話としてトランプ大統領は協議に先立ち、ハイテク製品など最近導入した対中輸出規制について、解除に向けた交渉を行う権限をベッセント財務長官ら交渉団に付与したと報じた。
 今回の米中協議が行われたロンドン市内の「ランカスター・ハウス」は、ドラギ元欧州中央銀行(ECB)総裁が
   ユーロ防衛
のために「必要なことは何でもする」と表明した場所として知られる。
 米国側からはベッセントラトニック両氏のほかにグリア通商代表部(USTR)代表が出席した。
 今回の交渉にラトニック商務長官が加わったことは、トランプ氏がハイテク規制の一部を見直す用意があることを示唆している可能性がある。
   
 
ひとこと
 トランプ流の外交交渉の欠陥が背景にあり、交渉も合意には時間が掛かり、最終段階でトランプが最終段階で認めない限り合意も意味はない。
  

posted by まねきねこ at 09:00 | 愛知 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | onemile stone | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック