ピープル・ネイション(People Nation)
一般的にシカゴ地域と関連付けられる米国のストリートギャングの同盟である。
彼らは敵対勢力のフォーク・ネイションのギャング同盟との抗争が繰り広げられている。
1978年、
ミッキー・コグウェル
ジェフ・フォート(現ブラック・P・ストーンズ)
バイス・ローズ
ラテン・キングス
は独自の同盟システムを結成し、「ピープル」と名付けた。
エル・ルークスの
エル・ルークスの
ジェフ・フォート
バイス・ローズの
ボビー・ゴア
ラテン・キングスの
グスタボ・コロン
は、この同盟の結成に尽力した。
ピープル・ネイションの初期メンバーには、
ミッキー・コブラズ(当時はコブラ・ストーンズと改名)
ビショップス
スパニッシュ・ローズ
そしてその後すぐにゲイロードとインセイン・ポープス・オブ・ザ・サウスサイドが加わった。
ギャングは、シンボル、色、グラフィティ、ハンドサイン、言葉などを用いて「表現」することで、それぞれの所属を示している。
この「表現」には、身体の左側を向くことも含まれている。
ピープル・ネイションのギャングは、すべてのシンボルを左側に着用しており、イヤリングを左に着けたり、ズボンの裾をまくり上げたり、帽子を左に傾けたりすることは、いずれも同盟への所属を示すものという。
ピープル・ネイションのハンドサインは左肩に振り、ギャングのメンバーは腕を左に組むように組む。
ピープル・ネイションの同盟は、ほとんどの場合、ギャングのグラフィティに
五芒星(five-pointed star)
を使用している。
五芒星は、大規模なストリートギャングの一つである
ブラックストーン・レンジャーズ
(ブラック・P・ストーン・レンジャー・ネーション)
に由来しており、この同盟の
「五人生か、六人死す(five alive, six must die)」
という表現は、ライバルであるフォーク・ネーションの六芒星と五芒星を対比させたものとされる。
ピープル・ネイション同盟がよく使うのは、フォーク・ネイション同盟に対する敬意を欠いた下向きのピッチフォークの絵である。
ピープル・ネーション同盟では、挨拶の際に
「万事順調です(all is well)」
といった言葉が用いられる。
なお、ピープル・ネーションが用いるシンボルは五芒星だけではない。
他には、立体ピラミッド、五芒星の王冠、表面に5つの点が描かれたサイコロ、凹面が右を向いた三日月などが挙げられる。
時には月のシンボルの右側に小さな五芒星が描かれることもある。
◯加盟ギャング一覧
・オールマイティ・ブラック・P・ストーン・ネイション(Almighty Black P. Stone Nation)
・ブラッズ(Bloods)
・フォー・コーナー・ハスラーズ(Four Corner Hustlers)
・シカゴ・ゲイロード(Chicago Gaylords)
・ラテン・カウンツ(Latin Counts)
・ラテン・キングス(Latin Kings)
・ミッキー・コブラズ(Mickey Cobras)
・バイス・ロード(Vice Lords)
・オールマイティ・ブラック・P・ストーン・ネイション(Almighty Black P. Stone Nation)
・ブラッズ(Bloods)
・フォー・コーナー・ハスラーズ(Four Corner Hustlers)
・シカゴ・ゲイロード(Chicago Gaylords)
・ラテン・カウンツ(Latin Counts)
・ラテン・キングス(Latin Kings)
・ミッキー・コブラズ(Mickey Cobras)
・バイス・ロード(Vice Lords)


