ジョセフ・ダミコ（Joseph D'Amico）ボナンノ一家の一員で後に政府の情報提供者となった

ジョセフ・ダミコ（Joseph D'Amico）

　　　1955年生まれ

　米国のギャングで「ジョーイ・ザ・ムック（Joey The Mook）」の異名を持つ。

　政府の情報提供者になる前は

　　　ボナンノ一家

の一員であった。

　ダミコは長年、従兄弟の

　　　リチャード・カンタレッラ

の下でストリート・ソルジャーとして活動し、後にカンタレッラの代理隊長を務めていた。

　ダミコは、叔父の

　　　アルバート・エンバラート

　　　アンソニー・ミラ

　従兄弟のリチャード・カンタレッラそして仲間のギャングである

　　　ベンジャミン・「レフティ・ガンズ」・ルッジェーロ

が住んでいたニッカボッカー・ビレッジの公営住宅で生まれ育った。

　また、ポール・カンタレッラとフランク・カンタレッラの従兄弟でもある。

　彼はニューヨーク郵便局の配達部長ロバート・ペリーノと

　　　アンソニー・ミラ

の親友であった。

　1970年代、彼はFBI潜入捜査官

　　　ジョセフ・ピストーネ

と出会ったが、従兄弟のミラのような残虐な結末を迎えることはなかった。

　なお、ダミコは、ガンビーノ・ファミリーのボス

　　　ジャッキー・ダミコ

とは血縁関係がない。
　1981年半ば、ピストーネがFBI捜査官であることが明らかになると、

　　　「ソニー・ブラック」ナポリターノ

　　　「レフティ」ルッジェーロ

　　　ミラ

の3人は、当初潜入を許した罪で追及された。

　委員会からの暗殺命令が出たためミラは身を潜めた。

　ジョセフ・マッシーノは、ミラのいとこであるダミコと

　　　リチャード・カンタレッラ

そして彼らの叔父

　　　アルフレッド・エンバラート

に、ミラの殺害を命じた。

　1982年2月18日、ダミコはミラをロウアー・マンハッタンの駐車場に誘い込み、エンバラートとカンタレッラは逃走車で待機していた。

　2人は駐車場に行き、ミラの車に乗り込み、施錠されたセキュリティゲートまで車を走らせた。

　ダミコは後に、「彼は鍵を取り出し、箱に入れたが、箱を回す機会はなかった…私は至近距離から彼の側頭部を数回撃ちました」と証言している。

　サル・ヴィターレが大尉に降格したことに伴い、2002年にリチャード・カンタレッラが代理副ボスに就任した。

　彼はダミコを代理大尉に任命した。

　彼が有罪判決を受け、最終的に協力した時点でこの地位に就いていたかどうかは不明である。

　　　　

　　
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