ホロジック（Hologic, Inc.） 米国の医療技術企業

ホロジック（Hologic, Inc.）

　米国の医療技術企業で主に女性の健康に焦点を当てたており、診断、手術、医療画像診断用の医療機器を販売している。

　カリフォルニア州サンタクララにサテライトオフィスをおいている。
　
　売上高　48億6,000万米ドル（2022年）
　営業利益　16億4,000万米ドル（2022年）
　純利益　13億米ドル（2022年）
　総資産　90億7,000万米ドル（2022年）
　資本合計　48億8,000万米ドル（2022年）
　従業員数 　6,944名（2022年）
　子会社 Endomag
　
　2013年11月下旬、アクティビスト投資家の

　　　カール・アイカーン氏

がホロジックの株式12.5%を保有していることを公表した。

　その後、同社は敵対的買収を阻止するためのポイズンピル（買収条項）を導入した。

　取締役会との交渉において、アイカーン氏が支持する取締役2名が取締役会に新たに加わった。

　いずれもアイカーン氏が率いる持株会社の取締役であった。

　アイカーン氏はホロジックへの投資と介入は成功だったと考え、取締役会に指名した取締役は2016年3月3日に辞任した。

　2016年5月16日までに退任した。

　2017年、ホロジックはマサチューセッツ州ウェストフォードに拠点を置く美容医療会社

　　　サイノシュア

を16億5000万ドルで買収した。
　2019年11月20日、ホロジックはサイノシュアを

　　　クレイトン・デュビリエ・アンド・ライス社

に2億500万ドルで売却すると発表した。

　この売却は2019年12月30日に完了した。

　サイノシュアの売却当時の従業員数は約825人であった。

　2020年3月、ホロジックはCOVID-19パンデミックの緩和を支援するため、

　　　SARS-CoV-2検査

についてFDAから緊急使用許可を取得した。

　2020年5月、ホロジックは検査のスループット向上のため、2019-nCov検査についてFDAから2度目の緊急使用許可を取得した。

　2020年6月、ホロジックは血漿分画製剤の世界的メーカーである

　　　グリフォルス社

と提携し、スペインのCOVID-19検査能力の増強を図った。

　2020年11月、ホロジックは米国保健福祉省と国防総省から1億1900万ドルの契約を獲得し、ウィスコンシン州、メイン州、カリフォルニア州の3州の生産施設の拡張を支援した。

　2022年1月までに毎月1300万件のCOVID検査を提供することを目標とした。
　2021年1月、同社は

　　　Biotheranostics社

とその乳がんおよび転移性がん検査ポートフォリオを2億3,000万ドルで、またSOMATEX社を6,400万ドルで買収すると発表した。

　2021年4月、同社はマルチプレックス技術を有する分子診断企業

　　　Mobidiag社

を7億9,500万ドルで買収すると発表した。

　この買収は2021年6月に完了した。

　2022年3月、Hologic社は女子プロテニスのWTAツアーのタイトルスポンサーに就任した。

　スポンサー契約の一環として、同社は女子テニス協会（WTA）の「公式ヘルスパートナー」にも任命された。

　2024年4月、Hologic社は英国の医療機器メーカー

　　　Endomag社

を3億1,000万ドルで買収することに合意した。

　この買収は同年7月に完了した。
　2025年、ホロジックは子宮筋腫の超音波画像診断装置である

　　　ソナタシステム

を開発したギネソニックスを3億5000万ドルで買収した