著者によれば、「世の中には、『これでいいのだ』と思うことのできる人々と、『これではいけない』と思ってしまう人々がいる」。
そして、最も悩み苦しむ人生を送るのは、何事においても、『これでいいのだ』と思うことのできない人々であると言う。
なぜならば、このような、「『これでいいのだ』と思うことができない人々」は、自己肯定することができず、悩みごとの底なし沼にいつもはまってしまっているからである。
そんな、本当に真面目(?)な人々に、もっと
精神的に楽になって
生きてほしいという願いから、どのような苦しみや哀しみも、それをきちんと受け止めて、向き合いながら淡々と生き抜くための日ごろからの考え方を、心の傷を拭きおとすように示唆してゆく。
おなじみのダイアログ形式で、普段、本を読まない人にも読みやすく書き上げられた本書は、まさに、「辛さに満ちた人生を、読み込むほどに楽にしてくれる」漢方薬であるともいえるもの。

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これでいいのだ わが道を幸せに生きる方法
ひとこと 人が『これでいいのだ』と思うこと。これは納得してのものか、諦めた結果なのかで全く異なる景色が見えてくる。
真から納得すれば問題は少ない。しかし、諦めであれば、解決するといった思考が欠落しているようでもあり、問題が暴走することを是認して許すことにもなる。
利害関係の対立においては、諦めは致命傷を追いかねない。一時的なもので次の手が出るまで臥薪嘗胆しているのであれば良いが...
現状よりもより良い環境を求めて行くのが人間の本性だろう。これを捨てるような者では、強者の餌食でしかない。傲慢な者は常に緊張状態を保たなければ寝首を狩かれることにもつながる。危機管理は常に必要だが、作り出す危機をコントロールするのは更に重要だろう。
一見無駄にも見えるこうした分野の取り組みを進める思考は日本の政治や経済にとっては重要だろう。目の利益を優先して脱原発に勤しむだけでは科学は発達しない。
太陽の放射線を防ぐ地球の地場の存在を考えれば、核融合の技術開発や習得は日本が生きる道でもある。
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posted by まねきねこ at 07:20
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