NY時間、原油相場は2025年最初の取引で上昇して、昨年10月以来の高値に達した。
テクニカル分析で強気要因が示されたほか、
米在庫の減少
が価格を支えた。
米在庫の減少
が価格を支えた。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、1バレル当たり73ドル台に乗せた。
北海ブレント原油は一時76ドルを超えた。
この日発表された米エネルギー情報局(EIA)の統計によれば、米原油在庫は先週に118万バレル減少し、6週連続で水準を切り下げた。
原油相場は10月中旬から維持してきた約6ドルのレンジから抜け出たものの、上昇が続くかどうかは不確かだとアナリストらは予想している。
北海ブレント原油は一時76ドルを超えた。
この日発表された米エネルギー情報局(EIA)の統計によれば、米原油在庫は先週に118万バレル減少し、6週連続で水準を切り下げた。
原油相場は10月中旬から維持してきた約6ドルのレンジから抜け出たものの、上昇が続くかどうかは不確かだとアナリストらは予想している。
テクニカル要因も追い風となった。
両ベンチマークとも12月31日に、昨年10月以来となる100日移動平均突破となった。
WTI先物では期近2限月のスプレッドが63セントの逆ざやとなり、短期的に需要が供給を上回ると市場が見ていることを示唆した。
両ベンチマークとも12月31日に、昨年10月以来となる100日移動平均突破となった。
WTI先物では期近2限月のスプレッドが63セントの逆ざやとなり、短期的に需要が供給を上回ると市場が見ていることを示唆した。
昨年のWTIは年間の値動きとしてはほぼ20年ぶりの小動きとなった。投資家は今年の需給が供給超過になる可能性に身構えており、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は生産引き上げの見通しを立てにくくなっている。
予測不能な第2次トランプ政権を控えていることも、市場を視界不良にしている。
予測不能な第2次トランプ政権を控えていることも、市場を視界不良にしている。
中国経済の回復見通しは依然不確かだ。昨年12月の製造業活動は拡大ペースが鈍化した。
電気自動車(EV)と再生エネルギーの急速な普及も、ガソリンから需要を奪いつつある。
電気自動車(EV)と再生エネルギーの急速な普及も、ガソリンから需要を奪いつつある。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、
1バレル=73.13ドル
で前営業日比1.41ドル(2%)高く終了した。
ロンドンICEの北海ブレント3月限は、1.7%上昇の75.93ドルだった。
1バレル=73.13ドル
で前営業日比1.41ドル(2%)高く終了した。
ロンドンICEの北海ブレント3月限は、1.7%上昇の75.93ドルだった。