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2025年01月03日

原油相場は買い優勢で昨年10月以来の高値

 NY時間、原油相場は2025年最初の取引で上昇して、昨年10月以来の高値に達した。
 テクニカル分析で強気要因が示されたほか、
   米在庫の減少
が価格を支えた。
  
 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は、1バレル当たり73ドル台に乗せた。
 北海ブレント原油は一時76ドルを超えた。

 この日発表された米エネルギー情報局(EIA)の統計によれば、米原油在庫は先週に118万バレル減少し、6週連続で水準を切り下げた。
 原油相場は10月中旬から維持してきた約6ドルのレンジから抜け出たものの、上昇が続くかどうかは不確かだとアナリストらは予想している。

 テクニカル要因も追い風となった。
 両ベンチマークとも12月31日に、昨年10月以来となる100日移動平均突破となった。
 WTI先物では期近2限月のスプレッドが63セントの逆ざやとなり、短期的に需要が供給を上回ると市場が見ていることを示唆した。

 昨年のWTIは年間の値動きとしてはほぼ20年ぶりの小動きとなった。投資家は今年の需給が供給超過になる可能性に身構えており、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」は生産引き上げの見通しを立てにくくなっている。
 予測不能な第2次トランプ政権を控えていることも、市場を視界不良にしている。

 中国経済の回復見通しは依然不確かだ。昨年12月の製造業活動は拡大ペースが鈍化した。
 電気自動車(EV)と再生エネルギーの急速な普及も、ガソリンから需要を奪いつつある。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物2月限は、
   1バレル=73.13ドル
で前営業日比1.41ドル(2%)高く終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント3月限は、1.7%上昇の75.93ドルだった。
   
   
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2024年12月17日

ニューヨーク原油先物は反落

 ニューヨーク原油先物は反落した。
 中国では11月の原油処理量が5カ月ぶり低水準となり、同月の小売売上高は予想外の減速となった。
 中国で発表された各経済統計を受けて、世界最大の原油輸入国である同国での
   需要減退懸念
が強まった。

 原油相場は10月中旬以降、およそ6ドルのレンジで推移している。
 石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスは供給拡大を再び先送りしたが、中国の需要見通しの暗さが相場の重しとなった。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、
   1バレル=70.71ドル
と前営業日比58セント(0.8%)安で取引を終えた。
 ロンドンICEの北海ブレント2月限は58セント(0.8%)安の73.91ドルで引けた。
  
   
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2024年12月10日

NY時間 金取引市場ではスポット価格が2週間ぶりの高値をつけた

 ニューヨーク金相場はスポット価格が2週間ぶりの高値を付けた。
 中国人民銀行(中央銀行)が7カ月ぶりに
   金の備蓄
を拡大したことが買い材料になったほか、中東を巡る懸念で逃避需要も高まった。

 中国人民銀は半年間停止していた金購入を再開し、11月に16万トロイオンス購入したと7日に明らかにした。
 同中銀は2022年終盤以降、金の主要な買い手となってきた。

 人民銀の購入再開は、金が最高値付近で推移する中でも、同中銀が準備資産の多様化と通貨安警戒に依然注力していることを示している。
 ただし、購入規模は約5トンと、今年の月間購入量に比べると相対的に小さい。

 同中銀が発表する購入規模の正確性についても、市場は懐疑的に受け止める傾向がある。
 
 ニューヨーク商品取引所の金先物2月限は
   1オンス=2685.80ドル
と前営業日比+26.20ドル(1%)上昇して引けた。

  
posted by まねきねこ at 09:43 | 愛知 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケットの動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月06日

原油は供給過剰が予想される来年に生産量の引き上げを依然として予定し続落

 ニューヨーク原油先物相場は石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラスが協調減産の3カ月延長を決めたが、供給過剰が予想される来年に生産量の引き上げを依然として予定していることから不安定な値動きとなり続落した。

 原油相場は10月中旬以降、狭いレンジで推移しており、ボラティリティーは低下している。 
 中国の需要軟化の兆しや第2次トランプ政権の見通しといった強弱両方の材料が拮抗していることが背景にある。
 トランプ氏は国内の石油生産を支援する一方で、イランやベネズエラ産原油に対する制裁を強化する可能性がある。
 
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、
   1バレル=68.30ドル
と前日比0.24ドル(0.4%)安で終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント2月限は0.3%安の72.09ドルで引けた。

 
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2024年11月24日

外国為替市場で円の対ドル相場は上下に振れる荒い展開

 外国為替市場で円の対ドル相場は上下に振れる荒い展開となった。
 朝方に1ドル=154円台前半まで買われた後、155円台に下落する場面もあった。

 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は週間ベースで8週連続高となった。
 ここ1年余りで最長の上昇局面となり、米大統領選でのトランプ氏勝利と持続的な経済成長を追い風に、22年11月以来の高値に達した。

 ユーロは対ドルで下落し、2年ぶり安値となった。
 欧州中央銀行(ECB)による来月の大幅利下げ観測が高まった。
 ユーロ圏の民間部門の経済活動は11月に予想外に縮小した。
 政治的な混乱と貿易を巡る対立激化への懸念による影響が顕在化した。

   
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2024年11月03日

NY原油は小幅ながら3日続伸

 ニューヨーク原油相場はイランが数日中にイラク領内からイスラエルを攻撃する準備を進めている可能性があるとの報道に反応し小幅ながら3日続伸した。
 ただ週間では利益確保の売りが続き下落した。
 なお、中東紛争が
   供給の混乱
につながるとの見通しに懐疑的な見方も広がっている。
 
 原油市場では1日、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、
   1バレル=69.49ドル
と前日比+23セント(0.3%)高く終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント1月限は29セント(0.4%)上昇して73.10ドルで引けた。


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2024年10月24日

NY時間、米国為替市場では円が一時153円台に下落

 ニューヨーク外国為替市場で23日、円相場は対ドルで1ドル=153円台に突入し、3カ月ぶりの安値に沈んだ。
 円安が進行すれば、日本当局が為替介入に踏み切るのではないかとの懸念が再燃しているが選挙まで尻が重い日銀が動く気配がない。

 円は対ドルで一時前日比1.4%安の153円19銭に下落し、7月31日以来の安値を更新した。
 市場関係者が注目する200日移動平均線を約3カ月ぶりに下回ったことも、円売りを加速させた。

 米10年債利回りは底堅い景気や利下げ観測の後退を背景に、7月下旬以来の高水準となる4.2%台で推移している。
 11月初めの大統領選が近づき、拡張的な財政政策や関税強化を主張するトランプ前大統領が優勢との見方から、インフレや財政リスクを警戒した金利上昇圧力も加わっている。

  
 加藤勝信財務相は20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では世界的な金融情勢が協議されると思うと述べ、円についてのコメントを避けた。


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2024年10月08日

アマゾン株が大きく下落、ウェルズFのアナリストが投資判断を引き下げ

 7日午前の米国株式市場でアマゾン・ドット・コムの株価が一時2.9%下落した。
 アナリストによる異例の投資判断引き下げが弱材料視された。

 ウェルズ・ファーゴのアナリスト
   ケン・ガウレルスキー氏
は、アマゾン株の投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に下方修正した。
 同氏は目標株価も225ドルから183ドルに引き下げた。
 リポートで、アマゾンは「一貫して上方修正が続いてきたが、短期的には複数の圧迫要因がある」と指摘した。 
 「市場は第4四半期(10−12月)の営業利益への圧力により身構えているが、当社では2025年上期もマージンの拡大が抑制される可能性があることを警戒している」とし、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド・コンピューティング事業の成長でそれを補うのは難しいとの見方を示した。

 なお、アマゾンはウォール街で最も選好されている銘柄の一つで、アナリストの約94%が買い相当の投資判断を与えており、売りを推奨するアナリストはいない。
  
   
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北海ブレントが中東情勢への懸念増大した影響から買いが強まり、8月以来の1バレル=80ドル台に上昇

 北海ブレント原油が7日、中東での緊張が激化し、イスラエルがイランの石油インフラを攻撃するとの観測が強まっていることを背景に、買いが強まり8月以来の高値である1バレル=80ドル台に上昇した。
 
 市場が注目するのは、イランからのミサイル攻撃を1日に受けたイスラエルがどのように報復するかという点だ。
 北海ブレントは7日に3%余り上昇した。
 先週は週間ベースで2023年1月以来の大幅上昇となっており、さらに上値を伸ばした。

 なお、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)もこの日、3%余り上昇してバレル当たり77ドルを上回った。
 
  
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2024年10月04日

米国株式市場は下落、バイデン大統領の失言や指標堅調も中東巡り懸念が強まった。

 米国株は3日、米経済指標で明るいデータが示された一方、市場では中東での対立激化を巡る懸念が強まり下落した。
 なお、この日は。リスクを背景に原油とドルは上昇した。

 S&P500種株価指数とナスダック100指数は小幅安となった。
 午前中は大半で上げ下げを繰り返す展開で、バイデン米大統領はこの日、イスラエルによるイラン石油施設への攻撃を支持するかどうかという記者からの問いに対し
   混乱を招くような発言
を行ったため、市場のムードは悪化した。

 米国株は一時上げに転じる場面があった。
 午前中に米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合景況指数は、2023年2月以来の高水準となった。
 また、先週の米新規失業保険申請件数は小幅な増加となった。
 レイオフ件数が限定的である状況に整合する水準となった。

 地政学的な不透明感が強まる中、市場は米経済の健全性に関するさらなる兆候を求めている。
 4日には9月の雇用統計が発表される。
 市場では失業率が4.2%で横ばい、非農業部門雇用者数は前月比15万人増が見込まれている。
 

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英中銀総裁発言受けポンドが22年以来の大幅安 対ユーロで1%下落

 イングランド銀行(BOE 英中央銀行)の
   ベイリー総裁
が、利下げについて
   より積極的なアプローチ
を示唆したことに反応しポンドが暴落した。

 ユーロの対ポンド相場はニューヨーク時間3日の終盤、0.96%高の1ユーロ=0.8405ポンドで取引された。
  
  
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2024年09月19日

FOMCが労働市場の回復目指し積極行動 主要政策金利を0.5ポイント利下げ

 米連邦公開市場委員会(FOMC)は9月17−18両日に開催した定例会合で、主要政策金利を0.5ポイント引き下げることを決定した。
 米労働市場の回復を目指した政策シフトで積極的なスタートを切ったかたちだ。

 会合後に公表された経済予測では、19人の当局者のうち10人が、年内残り2回の会合で少なくとも0.5ポイントの追加利下げを支持していることが示された。

 利下げにより、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは4.75−5%となった。
 今回の決定は賛成が11人、反対が1人だった。

 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は会合後の記者会見で、「今回の決定は緩やかな成長と持続的に2%に向かうインフレ率という状況において、政策スタンスの適切な再調整により労働市場の強さを維持し得るという、われわれの確信の強まりを反映している」と語った。

 その上でパウエル氏は0.5ポイントの利下げについて、FOMCが今後継続するペースだと想定すべきではないと釘を刺した。

 FOMCは会合後に発表した声明で「雇用とインフレの目標達成に対するリスクはほぼ均衡していると判断している」とした上で、「委員会は最大限の雇用を支え、インフレ率を目標の2%に戻すことに強くコミットしている」と記した。

 FOMC参加者の予測中央値によれば、2025年に1ポイントの追加利下げが予想されている。

 今回の会合ではボウマン理事が0.25ポイントの利下げを主張し、決定に反対票を投じた。
 政策決定に理事が反対したのは2005年以来。投票権を持つメンバーによる反対では2022年以来となった。
  
 声明では、「FF金利誘導目標レンジに対する追加的な調整を検討する上で、委員会は今後入手するデータや変化する見通し、リスクのバランスを慎重に見極める」と記された。

 また、インフレについては「依然として幾分高い水準にある」と指摘。雇用の伸びは鈍化したと記した。
  
 最新の四半期経済予測では、24年末時点での失業率について中央値で4.4%と、6月時点での4%から予想を引き上げた。現在の4.2%から若干の悪化を意味する。
  
 24年末のインフレ率については、中央値で2.3%への低下を予想。経済成長率の予想は2%へと若干引き下げられた。
 またインフレ率が目標の2%に低下するのは26年までないと、当局者は引き続きみている。
  
 長期のFF金利見通しについては2.9%と、前回の2.8%から引き上げた。
  

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2024年08月28日

NY原油先物相場は4営業日ぶりに反落

 ニューヨーク原油先物相場は4営業日ぶりに反落した。
 リビアの供給停止を受けた相場の上昇が行き過ぎだったことが、テクニカル指標で示唆された。

 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は前日までの3営業日での上昇率が7%を超えていたが、この日は一時2.6%下落した。
   
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で、WTI先物10月限は前日比1.89ドル(2.4%)安の1バレル=75.53ドルで終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.3%下げて79.55ドル。

    
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2024年08月21日

金スポット価格が再び最高値を更新

 NY商品市場では金スポット価格が再び最高値を更新した。
 市場は利下げの手掛かりを求め、ジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演に注目している。

 金スポット価格はこの日、1オンス=2531.75ドルまで上昇し、最高値を更新している。
 これで年初来の上昇率は22%余りとなった。その後は上げを縮めた。
 
 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は
   1オンス=2550.60ドル
と9.30ドル(0.4%)高で終えた。
   
   
posted by まねきねこ at 06:32 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケットの動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月13日

投機的トレーダーが円安方向に賭ける投資ポジションを急激に縮小した様子から原油相場が下落したが... 

 米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した最新データでは、投機的トレーダーが円安方向に賭ける投資ポジションを急激に縮小した様子が明らかになった。
 ニューヨーク原油相場は昨年10月以来の大幅高。7月にテヘランでイスラム組織ハマスのリーダーが暗殺されたことを受けたイランの対応が警戒されている。

 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物は急伸し、1バレル当たり80ドル台に乗せた。
 イラン政府は11日、イスラエルを懲罰する決意をあらためて表明している。
 米軍は中東で海・空軍の展開を強化した。
 WTI先物は200日移動平均を上回り、これがさらに買いを呼び込んだ可能性がある。

 この日の相場上昇は、資産運用各社のポジショニングに変化が起きた可能性を示唆している。先週のデータによれば、資産運用各社によるICEブレント先物の買い越しポジションは、2011年にデータ公表が始まって以来の最小だった。米国のガソリンとディーゼル油の買い越しポジションも数年ぶりの少なさだった。
 トレーダーらは今週の原油需給リポートに注目している。
 石油輸出国機構(OPEC)は12日、今年と来年の世界需要予測を引き下げた。
 国際エネルギー機関(IEA)は13日に月間見通しを発表するが、その翌日には米CPIが発表される。
 
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、
   1バレル=80.06ドル
と前営業日比3.22ドル(4.2%)高く終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント10月限は2.64ドル(3.3%)上げて82.30ドルで引けた。

 
posted by まねきねこ at 11:00 | 愛知 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケットの動き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月17日

NY時間、金相場はトランプ前大統領が返り咲くとの見方を一部のトレーダーが強めていることを背景に買いが続き続伸

 NY時間、金スポット相場は米利下げ期待の高まりや、トランプ前大統領が返り咲くとの見方を一部のトレーダーが強めていることを背景に買いが続き続伸、過去最高値を更新した。

 金スポットは1オンス=2466.63ドルまで上昇し、5月下旬に付けた従来の高値を上回った。
 米国でインフレ減速の兆しが見られ、近く利下げが始まるとの思惑が台頭したことも買いを支えた。
 もともと、利息が付かない金投資にとって、高金利はマイナスに働く傾向があり、インフレヘッジとしての機能もあるが、インフレが過度でなければ売られやすい。

 今年はただ、中央銀行の大規模な購入や中国消費者の強い需要、地政学的な緊張による安全資産への逃避に支えられ、金相場は年初来で20%近く上昇している。
 また、上場投資信託(ETF)の金保有が最近増えていることも、上昇機運を後押ししている。

 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は
   1オンス=2467.80ドル
と前日比+38.90ドル(1.6%)上げて引けた。

    
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原油相場は売り傾向が継続

 ニューヨーク原油先物相場はドル上昇や需要減退の兆候が意識される中、アルゴリズム取引の売りが誘発され約3週間ぶりの大幅安となった。」

 ウェスト・テキサス・インターミディエートは1バレル=81ドルを割り込んで引けた。
 この日はドルが続伸し、ドル建てで取引される
   コモディティー(商品)の割高感
が増したことも売り圧力となった。
 WTI先物はここ1カ月にわたり、下値支持線となっている100日移動平均線を試す展開となっている。
   
 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は、前日比1.15ドル(1.4%)安の1バレル=80.76ドルで終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント9月限は1.12ドル(1.3%)下落し83.73ドルで引けた。 
  
 
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2024年07月11日

米国債相場は総じて堅調

 米国債相場は総じて堅調だった。
 午後に実施された10年債入札(発行額390億ドル)では強い需要が見られた。早
 朝には上げを拡大する場面もあった。


 イングランド銀行(BOE 英中央銀行)のチーフエコノミスト
   ヒュー・ピル氏
が英国経済のインフレに関して政策当局は「まだすべきことがある」と発言し、英国債が上げを縮小した。
 これを手掛かりに米国債も上げを削った。
  
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2024年06月21日

NY原油先物相場は米国の原油在庫減少を受け3営業日続伸

 ニューヨーク原油先物相場は米国の原油在庫減少を受け、買いが優勢になり3営業日続伸した。

 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の中心限月8月限は0.7%上昇し、1バレル=81ドルを上回って終えた。
 
 株高とともに上昇して始まり、255万バレルの在庫減少が発表されると、この日の高値を付けた。株価はその後、上値が重くなったが、原油は堅調を維持した。

 原油はここ数週間、他の資産と連動している。
 また、先物カーブも足元の地合いの強さを示している。

 北海ブレントのインプライドボラティリティーは6年ぶりの水準まで低下している。
 この日が最終取引日となったWTI7月限は不安定な動きもあった。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)でWTI先物7月限は
   1バレル=82.17ドル
と前営業日比60セント(0.7%)高で終了した。
 ロンドンICEの北海ブレント8月限は0.8%高の85.71ドルで引けた。

    
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2024年06月15日

Ny時間 原油先物相場は下落

 ニューヨーク原油先物相場は下落した。
 なお、週間では4月以来の大幅上昇となった。
 その大半は今週10日の値上がり分が占めた。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」が生産削減幅の縮小計画を発表した後、原油は大きく売り込まれていた。
 10日には利益確保の押し目買いが入った。
 OPECプラスはその後、必要に応じて減産幅縮小を一時停止または撤回する可能性があると強調している。

 季節的な需要の高まりを背景に、石油製品も原油価格を支援している。
 今週ニューヨークのガソリン先物価格ドライブシーズンの需要増加もあるため約0.7%上昇した。
 欧州のディーゼル市場では製油マージンが2か月ぶりの高水準となり、需給ひっ迫を示唆した。
 今週発表された航空データによると、航空便の運行状況は新型コロナウイルス流行前の水準に戻った。 

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物7月限は前日比17セント(0.2%)安の1バレル=78.45ドルで終了した。
 週間では3.9%上昇した。
 また、ロンドンICEの北海ブレント8月限は13セント(0.2%)安の82.62ドルで引けた


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