リスク回避の手法は多々あるが、投資家が世界経済減速見通しに適応する中で
JPモルガン・アセット・マネジメント
のマルチアセットソリューション担当マネジングディレクターのオリビア・メイエル氏は円はポートフォリオを守る低コストのヘッジになると、指摘した。
メディアとの取材で「円は歴史的な水準に照らしてまだ非常に割安という魅力がある」と指摘し、「当社は基本的に、市場ストレスにもかかわらず円がこれまでとどまっている水準から、若干は上昇するとみている。今日のポートフォリオに組み込める比較的安価なヘッジ手段の1つだ」と述べた。
投資家が巨大なリスクを背負いたくないと決めれば安売り状態の政策で日本国民の権益を放棄した感のある円安誘導が続いており「円は非常に価値があると思われる」といった意見が金融市場に広がっており、日銀が国際資本の意のままに操られている姿を垣間見せている。