英国民が欧州連合(EU)離脱を選択したという事実はEUが迎えつつある危機を浮き彫りにしている。
メディアの調査によれば、統合深化を追求してきたユーロ圏の域内総生産(GDP)は英国の選択によって下押しされる可能性がある。
ユーロ圏経済は景気拡大が続いているが、失業率はまだ10%を上回った。
ドイツやオランダなどではポピュリズム(大衆迎合)が台頭しており、過激な動きに変化しそうだ。
成長鈍化は政治家を極端な方向に動かすリスクが高い。
イタリアの銀行支援やEUの財政規定改革などの問題に疑念が残っている。
欧州中央銀行(ECB)だけが、行動する意思のある機関のように見える。
ECBは2016年のユーロ圏成長率を1.6%、17年を1.7%と予想した。
ECBは2016年のユーロ圏成長率を1.6%、17年を1.7%と予想した。
ただ、この数値は6月23日の英国民投票前の想定だが、新たな見通しの公表は9月の予定だ。
エコノミスト調査によると、英EU離脱でユーロ圏GDP伸び率は今年0.1ポイント、17年は0.3ポイント、18年は0.15ポイント押し下げられる可能性があるという。
ひとこと
欧州連合内の英国の経済力はGDp比で17%だが、金融資産によるものだ。
資金が欧州大陸に移ればハイ分が変わることとなる。


