ムニューシン米財務長官は、4日開かれた
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長
とトランプ大統領の夕食会は「ざっくばらん」で「生産的」だったと米国大手メディアのCNBCに対して6日明らかにした。
また、「パウエル氏は大統領に経済の概観を説明し、自身の認識を伝えたが、それは非常に力強く、公に示した見解と整合していた」と述べた。
「大統領は非常に熱心だった。経済のほか、タイガー・ウッズやジャック・ニクラウスとのゴルフ、スーパーボウルまであらゆることについて話した」と続けた。
パウエル議長とクラリダFRB副議長はホワイトハウスで4日、トランプ大統領とムニューシン財務長官と、ステーキが振る舞われた夕食会で90分面会した。
FRBは夕食会終了後に発表した声明で、経済情勢と見通しについて話し合われた一方、パウエル議長が金融政策の見通しを示すことはなかったと明らかにしていた。
また、先の連邦公開市場委員会(FOMC)定例会合で
利上げ
を決定できなかったたことについて、トランプ大統領はパウエル議長に謝意を表明したかとの質問に対し、ムニューシン氏は「ノー」と回答した。
「パウエル氏は公式の見解と矛盾することを非公開の場で述べたりしないと、非常に明確にしている」と語った。
財務省とFRBのトップの間で長く続いてきた慣例にならい、ムニューシン長官とパウエル議長は週に1回のペースで昼食を共にしている。両者は「非常にオープンな対話」に至っているとムニューシン長官は語った。
大統領とFRB議長が面会するのはまれだが、前例がないわけではないこと明らかにした。
なお、今回のケースに先立っては、大統領がパウエル議長批判を公に繰り返していた。
昨年12月下旬に、利上げ決定後にトランプ氏がパウエル議長の解任を議論したとの関係者の話をメディアが報道しており、政治的な影響力がこれまでの慣習の壁を壊した可能性もあり、客観的な判断の信頼性が低下していくことも予想される。


